目の手術というと「痛いのでは、怖い・・・」と不安を感じられる方が多いと思います。
点眼液の局部麻酔、さらに術創付近に麻酔を追加(患者さん自身はいつ麻酔されたか気づきません)して、術中の痛みはもちろんながら麻酔の際の痛みも解消しています。
白内障が軽度のうちは目薬で治療します。ただ白内障を完治させる薬は世の中に存在せず、進行を遅らせるために使用します。完治させるために手術を行う訳ですが『白内障があるからすぐ手術』と言うことではありません。視力が落ちる、かすむ、まぶしい、だぶって見えるなどの症状があり、不自由だと思われたら専門医を受診して下さい。手術の時期は視力でいうと0.5〜0.6を目安としている施設が多いようです。但し、各人の仕事内容やライフスタイル(例えば運転免許の更新ができない、目を使う作業が多いなど)も考慮し、手術を早めに行うこともあります。
放っておいて白内障が進行しすぎると(手遅れはなく何とかしますが)手術がしにくくなり、術後の回復が遅くなったり、緑内障やぶどう膜炎など他の目の病気になることがあるので定期的な診察は必要です。
なお、白内障手術に年齢制限はありません。今まで、若くは7歳(先天白内障)高齢では97歳まで大勢の方の手術をさせて頂きました。
手術が問題なく行えるかを調べ、それぞれの目に合う眼内レンズを選ぶために
検査を行います。
内科など通院中であればその病気、処方されているお薬などもお知らせ下さい。
白内障手術についての詳細な説明も行なっております。
(保険診療)
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手術後の診察は通常翌日、3日目、1週間後、2週間後と間隔が長くなっていきますので、 通院の負担も軽減されていきます。 |
白内障の手術後、数ヵ月〜数年して、「まぶしくなる」「目がかすむ」ことがあり
ます。
これは「後発白内障」といわれるもので、手術の際に残しておいた水晶体の
後嚢が濁ってくるために起こります。
後発白内障は手術の必要がなく、レーザーを使って簡単に濁りを取ることができま
す。視力はすぐに回復し、入院の必要もありません。